片恋切符〜終着駅は君がいい
そしてふと美海ちゃんの顔を見てみると
少し顔が赤くなっているような…
「美海ちゃん、もしかして望月君のこと…」
私が言い始めると美海ちゃんは恥ずかしそうに「うん、だいぶ前から好き」
といった。
その顔は、恋する女の子の顔だった。
「美海ちゃん可愛い。
恋してるね。」
「ありがとう。
ねえ、悠葉ちゃん、私のことを応援してくれるかな?」
私はその時はなんとも思わなかったから
素直に「うん、頑張ってね。」
と答えた。
のちに、あんなに思い悩むことになるとは…。