サ・ン・カ・ク・カ・ン・ケ・イ【短編】
久しぶりに話せたと思ったら、こんな別れ話をされた。



「俺は、何を言われてもこの気持ちは変えない。」



そう言われた。



「お前さ、和葉と仲良すぎんのも嫌だし、なんで俺とは話さないのに和葉とは話すの?意味分かんねぇんだけど。もうさ、お前に傷つけられたくないんだよ。」



その言葉は全部あっている。



でも・・・、あんただって話してくれなかったじゃん。



あんただって、あたし以外の女の子とは話すじゃん。



・・・被害者面しないでよ。



確かに、あたしも悪かった。



過去のことを引きずって、話すのを恐れて話さなかった。



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