一匹狼娘と一軍


「えっ...見ないの?」

『あんたと見たくない』

冷たくそう言われた。大体の子は
へこんでしまうのだろうけど私は違う。

「そう。じゃあ、私もいらない」

そう言い彼の机に返す。

『は?見ないのお前』

「もっと性格がいい人に借りるからいい」
そう言うと流石にムカついたのか
キレたような口調で『あっそ。知らね。』

それだけ言われその後は2人して無言のまま
授業が終わってしまった。


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