【完】孤独な闇の中、命懸けの恋に堕ちた。






「...っ...!?」


顔を上げて、見つめた光景に息を呑んだ。


上を向いて歩けば、なにかいい事があるなんて絶対に嘘。



だって...


だって...



「あっ...」




顔を下に向けてさえいれば、こんな残酷な世界...見えることもなかったんだ...


蘭君が女の人とホテルの前で、キスしてる瞬間を。



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