ヘタレなボクが愛した人
ありさちゃんからLINEが来た。

『今度デートしませんか?』だって?!

嘘でしょ…まさかそんなことがあり得るなんて‼

ボクは嬉しさと驚きのあまり、お姉ちゃんの家まで走っていた。

ドアを叩き、中にいれてもらったボクは興奮気味にお姉ちゃんに伝えた。

そしたらお姉ちゃんと雪弥さんはとても喜んでくれて!

「良かったね!2度めの正直だね!ちゃんと気持ち伝えてきな」と言ってくれた。

いつかな~スッゴい楽しみ!

「充分いい男になったよ!ほんとに。だからさ、自信持ちなよ?」と雪弥さんは言ってくれた。

その言葉がすごく嬉しかった。

ボクはすぐに返事した。

『日程は後日』とシンプルにかかれていた。


数日して、日程、時間がLINEで送られてきた。

ボクはその話を興奮気味に優に話す。

もちろんボクは優が背中を推したことを知らずに。

優は良かったね!とほんとに今聞いたかのリアクションで言ってくれた。

そしてスケジュールを確認しようと聞くと

「空いてるよ」と言ってくれた。

優がありさちゃんが指定したデートの日を休みにしてくれたのはありさちゃん以外誰も知らない。

「楽しみだね!」と優はほんとに喜んでくれた。

内容はわからないけど、ボクはずっとドキドキしていた。

今回のデートの企画をするのはありさちゃんなので、どんなプランを用意してくれているのだろう

そう思うと、夜も眠れないほどワクワクした。


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