ヘタレなボクが愛した人
翌日、ボクは準備して家を出た。
楽しみすぎてあんまり眠れなかったけど。
待ち合わせ場所はいつもの公園。
しばらくして現れた、ありさちゃんは、
「遅れてごめんなさい。何着ようか悩んでしまって…」と言った。
ハイセンスな服装に思わず言葉を失いそうになるがボクは笑った。
「大丈夫だよ」とボクが言えば、
「いつの間にか、順也さんもモテモテよね。最近は特に…」とありさちゃんに言われて嬉しいような、複雑な気分になった。
「今日の予定は?」とボクが聞くと、
「…とあるバンドのライブに行きたいの。その後ショッピングでともして…その後はディナーよ!もう予約してるんだから!」と嬉しそうに言う。
ディナー?まあそれは良いけど。
ライブ?なんで!?わざわざボクと行く必要がある?
イヤ、そんなこと思っちゃダメだ。
ボクはそれが顔に出ないように、笑顔を作った。
そして勇気を出して、
「これ、ありさちゃんに。どーしても何か渡したくて」と言ってプレゼントを差し出した。
「ありがとう!すごく嬉しい!開けて良い?」と言うのでボクは頷いた。
小さな箱のリボンを外すありさちゃんの顔はキラキラしていた。
そしてリボンを外しきったところで、
「…って私ったら…いくら嬉しいからって立ち話でする事じゃないわよね!ごめんなさい」とありさちゃんは言って大事そうに箱を鞄にしまった。
ボク的には開けてほしかった。
けど、ボクも何を焦ったんだろう。もっと良いタイミングはあったはずなのに、なんでまだデートもしてないのに今渡しちゃったんだろう…
後悔だけが残った。
ありさちゃんが「行こ!」って歩き出したので、ボクも隣を歩いた。
少し人通りの多いところに出ると、めちゃくちゃ視線を感じる。
変装などは一切お互いにしていないからなのか、けっこう悪目立ちしてしまっている。
ボクたちの周りにはすぐ人だかりになる。
ボクとありさちゃんは声をかけられてしまうが、笑顔に対応。
そして、「プライベートなのですいません」と話を流す。
楽しみすぎてあんまり眠れなかったけど。
待ち合わせ場所はいつもの公園。
しばらくして現れた、ありさちゃんは、
「遅れてごめんなさい。何着ようか悩んでしまって…」と言った。
ハイセンスな服装に思わず言葉を失いそうになるがボクは笑った。
「大丈夫だよ」とボクが言えば、
「いつの間にか、順也さんもモテモテよね。最近は特に…」とありさちゃんに言われて嬉しいような、複雑な気分になった。
「今日の予定は?」とボクが聞くと、
「…とあるバンドのライブに行きたいの。その後ショッピングでともして…その後はディナーよ!もう予約してるんだから!」と嬉しそうに言う。
ディナー?まあそれは良いけど。
ライブ?なんで!?わざわざボクと行く必要がある?
イヤ、そんなこと思っちゃダメだ。
ボクはそれが顔に出ないように、笑顔を作った。
そして勇気を出して、
「これ、ありさちゃんに。どーしても何か渡したくて」と言ってプレゼントを差し出した。
「ありがとう!すごく嬉しい!開けて良い?」と言うのでボクは頷いた。
小さな箱のリボンを外すありさちゃんの顔はキラキラしていた。
そしてリボンを外しきったところで、
「…って私ったら…いくら嬉しいからって立ち話でする事じゃないわよね!ごめんなさい」とありさちゃんは言って大事そうに箱を鞄にしまった。
ボク的には開けてほしかった。
けど、ボクも何を焦ったんだろう。もっと良いタイミングはあったはずなのに、なんでまだデートもしてないのに今渡しちゃったんだろう…
後悔だけが残った。
ありさちゃんが「行こ!」って歩き出したので、ボクも隣を歩いた。
少し人通りの多いところに出ると、めちゃくちゃ視線を感じる。
変装などは一切お互いにしていないからなのか、けっこう悪目立ちしてしまっている。
ボクたちの周りにはすぐ人だかりになる。
ボクとありさちゃんは声をかけられてしまうが、笑顔に対応。
そして、「プライベートなのですいません」と話を流す。