ヘタレなボクが愛した人
プロデュース
まずは体作りからだな。
そう言われて…ボクは雪弥さんと一緒にジムに通うことになった。
学生時代も運動はロクにしてこなかった華奢なボクには少し体を動かしただけでもキツかった。
けど…そんなボクにも容赦しない雪弥さん。
手を抜けば、かなりの説教とペナルティーをさせられた。
何日かすると、そのメニューには体が慣れ始めた。
そんな矢先、いよいよ、ボクらは正式にテレビ出演する。
服装は自前のため、ボクはグループの中でも存在は薄い。
いざステージに経つと緊張で思わず震えてしまう。
いつもどおりの演奏とは行かなかった。
それでも皆優しくて、「お疲れさま〜ナイスファイトだったよぉ〜」と声をかけてくれた。
けど!!
優は相変わらず厳しく帰り際、皆が帰ったあとの二人になると、
「なんだ?あのグダグダの演奏は!」と怒られてしまう。
「緊張して…体が思うように…動かなくて…」とボクが言うと、
「ふざけんな!何年やってると思ってんだ?!いいか、俺らは金を貰ってるんだ!音飛ぶくらいは気にしねぇ。だがなぁ、グダグダな演奏は納得しない!金払って聞きたいと思える演奏だったか?満足できるものだったのか?」そう、優に怒られてしまった。
確かに…優の言うとおり、満足のいく演奏では無かった。ベースとならなければいけないボクが、失敗を恐れ、弱気になって怯えた演奏になっていた。
周りはそんなボクをフォローするように音を取り、歌ってくれた。
ボクは反省しながら落ち込んで俯いた。涙が溢れそうになったのだ。
泣くとこじゃないのはわかってるでも…
申し訳なくて、情けなくて。涙は溢れた。
「まぁ、初体験だったんだし、仕方ないか。順也さん、そんな落ち込まないでください!甘いもんでも奢ります」
けど…優はずるい。こんなことを言いながら、ボクの背中を優しく擦ってくれた。
そして、そのまま楽屋を後にしたボクたちはカフェに行った。
ケーキセットを注文し、美味しくコーヒーとケーキを頂いた。
「次からはちゃんと気をつけろよ」と優に言われて頷いた。
優にのこういう優しさが大好きだ。
というより、優がいつもボクを甘やかすからこうなるんだと思う。
そう言われて…ボクは雪弥さんと一緒にジムに通うことになった。
学生時代も運動はロクにしてこなかった華奢なボクには少し体を動かしただけでもキツかった。
けど…そんなボクにも容赦しない雪弥さん。
手を抜けば、かなりの説教とペナルティーをさせられた。
何日かすると、そのメニューには体が慣れ始めた。
そんな矢先、いよいよ、ボクらは正式にテレビ出演する。
服装は自前のため、ボクはグループの中でも存在は薄い。
いざステージに経つと緊張で思わず震えてしまう。
いつもどおりの演奏とは行かなかった。
それでも皆優しくて、「お疲れさま〜ナイスファイトだったよぉ〜」と声をかけてくれた。
けど!!
優は相変わらず厳しく帰り際、皆が帰ったあとの二人になると、
「なんだ?あのグダグダの演奏は!」と怒られてしまう。
「緊張して…体が思うように…動かなくて…」とボクが言うと、
「ふざけんな!何年やってると思ってんだ?!いいか、俺らは金を貰ってるんだ!音飛ぶくらいは気にしねぇ。だがなぁ、グダグダな演奏は納得しない!金払って聞きたいと思える演奏だったか?満足できるものだったのか?」そう、優に怒られてしまった。
確かに…優の言うとおり、満足のいく演奏では無かった。ベースとならなければいけないボクが、失敗を恐れ、弱気になって怯えた演奏になっていた。
周りはそんなボクをフォローするように音を取り、歌ってくれた。
ボクは反省しながら落ち込んで俯いた。涙が溢れそうになったのだ。
泣くとこじゃないのはわかってるでも…
申し訳なくて、情けなくて。涙は溢れた。
「まぁ、初体験だったんだし、仕方ないか。順也さん、そんな落ち込まないでください!甘いもんでも奢ります」
けど…優はずるい。こんなことを言いながら、ボクの背中を優しく擦ってくれた。
そして、そのまま楽屋を後にしたボクたちはカフェに行った。
ケーキセットを注文し、美味しくコーヒーとケーキを頂いた。
「次からはちゃんと気をつけろよ」と優に言われて頷いた。
優にのこういう優しさが大好きだ。
というより、優がいつもボクを甘やかすからこうなるんだと思う。