時を超えた王女と戦国武将達 中編
「貴様、異国語を話せるのか?」

信長様は目を見開いて聞いてきたのに対して秀吉さんは口も大きく空いていた。

「現代で勉強していたので...。」

じゃなくて今はそれどころじゃない...!

信長様は羽織をいい素材だなんて言って着ようとしている。

「信長様!ちょっと待ってください。その羽織少しお借りしてもよろしいですか?」

「...?構わんが?」

「どうしたんだ?びび。」

秀吉さんは羽織に顔を覗かせる。
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