時を超えた王女と戦国武将達 中編
私が、言葉に詰まっていると背後から男性の声が聞こえた。

「よくすらすらと軽薄な口説き文句がでてくるものだ。」

男性は目の色が違ってオッドアイになっていた。
ブルーとグリーンで綺麗な瞳だ。

「俺は本音を言ってるだけさ、謙信。」

ん!?謙信!?

「はぁー、信玄様、謙信様。そろそろ行きますよ?」

幸が2人の険悪な雰囲気を壊した。

「待てよ。幸。俺はまだそこの天女に話がある。」

天女って...大袈裟じゃない!?

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