時を超えた王女と戦国武将達 中編
「命を救ってくれたこと感謝してます。でも、やっぱり命を奪うほかに方法はあったんじゃないかなと思うんです。」

「貴様は危ない目にあっておきながら悠長な事を言う。なら...。」

信長様は私に向かって何かを投げた。

信長様の短刀...?

見つめてる内に信長様は私に銃を突きつけた。

「これは『ぴすとる』と言って異国から買い入れた。指先を動かせば貴様の身体を貫通させる。」

それは...知ってるけど。え!?

「抜け、びび。俺に殺される前に俺を殺せ。」

なんでそんなこと...。自分でも自分の考えは甘いってわかってる。でも、いつかは絶対に叶う。

だから...っ!

「嫌です!私は誰にも傷ついてほしくないし、死んでほしくもないんです...っ!だから絶対に抜かない!」

信長様と私が挟んでる机に短刀を返した。

「では、貴様が死ぬか?」


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