時を超えた王女と戦国武将達 中編
小鳥のさえずりに眩しい日射しで目を覚ます。

「ん...。」

...っ!?

「びび、おはよう。」

目を開けたら私の反応を楽しむかのように、頬ずえをついて寝っ転がっていた。

「きゃーっ!
な、なんで信長様がいるんですか!?」

「貴様寝ぼけるのもいい加減にしろ、
昨日帰る途中で貴様が寝ていたからだろう?

今日は抱きついてこないのか?」

あ...。私あれから安心して寝ちゃってたんだっけ?
って!

「この間のは私の意思ではないです!
もう!からかわないでください。」

「からかってなどいない。
貴様の寝顔は小動物のようだった。」

小動物...?
< 92 / 104 >

この作品をシェア

pagetop