時を超えた王女と戦国武将達 中編
しばらくして、本の知識だけでは学べないことを頭に叩き込んだ。

「今日はここで終わり。
よくついてきたね。」

キツかったけど、想像以上にわかりやすかった。

「家康さんの説明がわかりやすかったからですよ。
ありがとうございます!」

「お礼は、いらない。」

家康さんは私から顔を逸らしてた。
横顔は頬を赤く染めていた。

照れてるのかな...?
もしかして冷たくしてるのって恥ずかしいから。

「あんたって三成に似ててむかつく。」

「私のどこが三成くんに似てるんですか?」
< 97 / 104 >

この作品をシェア

pagetop