私の背負う荷物
未来
別れ
ピピピッピピピッ
んーーねむたい…
もう朝かぁ
「おはよぉマメちゃん」
そう声を掛けた相手は
実家で飼っている柴犬のマメ
朝起きるときはいつもおはようの突進をしてきて目が覚める
「あら、マキ起きたのね」
「おはようお母さん
お姉ちゃんが珍しく朝からいないけど?」
「お母さんもびっくりしたのよ笑
どこか出かけに行ったみたいよ」
「そっかぁ。私はいつも通り教習所いってきまーす」
「気をつけて行くのよ〜」
私たちは約8年くらい前から
お母さんとお姉ちゃんとマメと3人と一匹で暮らしている。
お母さんが、働くようになってからは家で皆でご飯を揃って食べる頻度は少なくなっていった。
その分寂しかったせいか中学に上がってからは夜遊びをよくするようになり、
お母さんをたくさん泣かせていたらしい。