私の背負う荷物

私はマキ
今年で18歳になった。

中学の頃から反抗期が始まって
中々治らずに、高校に入った。

新しい制服に新しい教科書、
そして新しい友達。


私は変に正直に話してしまうのが癖で
中学の頃はそれで人に嫌われた
嫌われるだけだったら良かったんだけど…
いじめにあった

高校こそは仲良く過ごして、
卒業式に笑ったり泣いたりして
良い思い出にしたいと、意気込んでいたっけな

高校に入り、出だしは良かったが
当時付き合った彼が良くなかった。

初めてのアルバイトをやり、お金を稼ぐことが楽しくてしょうがなかった。


「ねぇ、マキー最近付き合い悪くない?
今日はバイト?彼氏?」

「ごめーん!今日はバイト!
来週はどっかで皆で遊ぼうよ!」

「そういって、またごめーん!とかいうじゃんか」

この会話の繰り返しだった。
学校に行くとこう言われることが多々あり、面倒になっていった

彼氏との時間が唯一、落ち着ける場所だったから次第に高校に行かなくなった。

そして、
「マキ!貴女学校に行ってないの!?」

「…お母さん。
私、やっぱり働きたい。」

「家のことなら大丈夫だから泣」

「そういうことじゃなくって、
勉強好きじゃないし、バイトしてる時のが楽しいんだもん…」

「でも高校だけは卒業した方がいいんじゃないの?」

「高校卒業しなくても、結婚すればいいじゃんか!
それに就職して仕事でバリバリ働きたい」

「そんなに仕事したいって言ってるけど、中卒の貴女をどこが雇ってくれるの?」

「ハローワーク行くもん。」

と、私が一点張りで話した結果
高校中退。

友達には「マキがいなきゃ楽しくない」
「なんで辞めちゃうの?」
「皆で卒業するって言ったじゃん」

なんて言われて泣かれた。
それでも私は学校が気に入らなかった。
学校は違うけれど、いじめられていた場所に私は行きたくなかっただけだったのかもしれない。

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