私の背負う荷物
午後14時
「こんにちはー!」
「あ、マキちゃん!この間巻かせてもらった髪の毛を切ることになるなんて…泣」
「こないだはありがとうございました♪
今日はばっさりいきます!」
「お、失恋でもしたかい?
って誰がきるんだろ??」
「あ、俺が切るよ!マキちゃんありがとね!」
「ユウさん、こんにちは!よろしくお願いします♪」
「ばっさりいっていいんだよね?」
「はい!似合う感じでお願いします!!」
「了解♪」
その後もくもくと作業しているユウさんを鏡越しにみながら、
会話はいつも通りだった。
切ってもらってる間、ちょこちょこ
ネイリストの人がネイルについての話をしてくれた。
「マキちゃんはネイルやらないの?」
「あ、私は今エステの仕事してるので、
爪できないんです」
「そっかぁお仕事なら仕方ないねぇ」
そういう話をされるとネイルをしたくなる。
仕事上、マツエクも禁止されてる。
どちらも私にとっては、常にやっておきたい
なんてたってマスカラが下手だからだ。
「マキちゃんこの後どこかでかけるの?」
「はい!中学の友達と久々に♪」
「そっか!じゃ化粧していこうか?」
「いいんですか!!お願いします♪」
そういって、髪の毛から顔まで綺麗にしてもらった。
仕上がると、いつもとは違う大人っぽい雰囲気になった。
髪の毛を切ったから子供っぽくなるかなと思ったけどさすがユウさんだ♪
「お?化粧終わった?あぁいいねぇ〜
なんか俺好みになっちゃったけどいいかな?笑」
「いやいや満足ですよ!ありがとうございます!」
「じゃあまたねー!」
髪の毛もばっさりいけて気分はすっきりした。
まだルミから連絡こないから…
なにしようかなぁ
ブブブッブブブッ
あ、電話
登録してない、誰だろ
「もしもし?」
「あ、マキ?あたし!」
「ん?その声はルミ?」
「そう、せいかぁ〜い
携帯番号変わってるから登録よろしく♪」
「はいよん、バイト終わったの?」
「終わった終わった!マキいまどこいる?」
「私は、上野付近だよ!どこ行けばいいかな?」
「あーんじゃ、上野行く!」
「ありがとう♪ブラブラしながら待ってるね」
ルミの声久々に聞いたな
前と全然変わらないなぁ
待ちながらタピオカでも飲んでよ♪