ダブル☆愛☆
「まな。そろそろ学校行かない?今日も休むの?」

「……行くよ」


「え?」


「……お姉ちゃん、ごめんね……」


突然まなが、目に涙をためて泣き出した。



「まな……?」


「僕ね……本当に苦しかった。今までずっとそばにいたお姉ちゃんが、突然知らない男の人に取られたんだと思ったら、怖くなってあんな酷いこと……」



「まな……」


「僕はお姉ちゃんのことが大好きだよ。お姉ちゃんの幸せを考えたら、僕には応援してあげること、祝福してあげることだって気付いたんだ」


懸命にまなは話し出す。
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