ダブル☆愛☆
「ふふ。まなったら」


その時。


「おーい、めぐ」


向こうの方から、大が走ってくるのが見えた。



「大。おはよ」


「おはよ。……あれ?隣にいるのは…」


「うん。ほら、まな」


そう言って、まなの背中を軽く押す。


「は…はじめまして。弟の愛翔です」


「こんにちは。杉田大です。よろしくね」


「あ…はい。こちらこそ」


まだぎこちない態度だったけど。


まなにしては、上出来な方かな……。
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