ダブル☆愛☆
「……あ、俺達も急ごう!!」


「うん!!」


私たちはどちらからでもなく手を繋いで、学校まで走り出した。






「おはよー」

私は真っ先に、可恋に声をかける。


「めぐおはよー。今日も熱いこと」

「もー可恋!!?」


「あはは」

毎度毎度からかわれる始末。


大と朝登校すると、ずっとこんなふうに言われるのかな?


まあ、でもいいんだ。


今の私は何言われても気にしない。


「めぐ。今日はなんか、すっきりとした顔してるね。いい事でもあったんでしょう?」

ニヤニヤしながら聞いてくる。
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