ダブル☆愛☆
「いや‼触らないで‼」


「めぐ‼」


「大なんて……大なんて、大っ嫌い‼」

そう言って私は。


くるりと身を翻して。

その場から立ち去っていた。


「待てよ、めぐ‼」

遠くで大の声がしたけど。

気にするもんか‼


大なんか、大っ嫌い‼


ううん。
本当は大好き。

だからこそ受けたショックは大きかった。

傷付いた。

こんな裏切りってない……。
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