ダブル☆愛☆
このまま黙ってる方が、もっとまなを傷付けてしまう。

そのことが、私にはどうしても出来ないから。

まな、ごめんね。

お姉ちゃん……大にフラれちゃったよ。

せっかく応援してくれたのにね……。


ごめんね。

ごめんね……。
何度も心の中で私は謝っていた。


学校に着くと。

ドアの入り口で大とぶつかりそうになった。


「あ……」

お互いそれ以上何も口に出さなかった。

大は何か言いたそうな表情していたけど……。

私は自分から視線を逸らした。
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