ダブル☆愛☆
私はまなの髪を優しく撫でる。

まなの優しさが心に沁みて。

もっと涙は溢れてくる。


でも、この涙は嬉し涙。

ついこないだまで流してた辛い涙とは違う。

とても温かい涙。


この涙をいくつ乗り越えたら、私は強くなれるのだろう?

大と別れて、辛いこの気持ちも。

いつか過去のものになって、綺麗な思い出になる日は来るのかな。


その時。

私の携帯が鳴った。

着信履歴を見ると……。

大…!?


「もしもし!?」

慌てて私は電話に出た。
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