ダブル☆愛☆
ポンポンとシーツのところを叩いて私を促した。


「早く、早くぅ~」

まなが甘えた声を出す。

ああ、もう仕方ないなぁ。

今日はまなの言う通りにしよう。

「はいはい」
私は渋々布団の中に入る。


まなと見つめ合うような状態になる。

穢れのない綺麗なまなの目を見て、私は変な気持ちになる。


どうしてこんなに愛おしいと思えるんだろう?

あんなに辛い思いしたのに。

立ち直れないと思ってた。

苦しい日々が続いてたあの日が嘘みたいだ。

今はこんなにも幸せな気持ちになってる。
< 232 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop