ダブル☆愛☆
まな……本当に私のこと「一人の女」として好き……?


今なら痛いほどに分かる。

嫌という程にわかる。

まなの口調は、やっぱりそういうことだったんだ……。

「お姉ちゃんに見つめられて、僕もたまらなくなっちゃって、寝るどころじゃなくなった」

「……ったく、まなってば」

私はまなをつついた。

「お姉ちゃん、くすぐったいよ~」

「あはは」

「……ねえ、お姉ちゃん?」

「ん?」

「大好きだよ……」

「まな……」

「自慢のお姉ちゃん。僕のお姉ちゃんになってくれてありがとう。本当に嬉しい」
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