ヴァンパイアスクール

嫌な予感がした。

テレビの内容はもう頭に入って来ない。ただ部屋の雑音として鳴っていて、私は焦りと怖さを感じながらも、何故かそのテレビの前から動けなかった。

ここから動いて、母を探せば、本当に母が居なくなってしまうような気がしたのだ。

私はただテレビを観ていた。本能から逃げるように。悪い夢を見ないように。

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop