幼馴染の 愛でられ姫
エレベーターに2人で乗り込み……

ぐんぐん上昇していき……

たどり着いたのは 最上階で……


『伊織、一体ここには 何の用事?
まさか、まさかまさか 伊織のお家、とか?』


にこっ
『そのまさかだよ♪

…だけど 惜しいな

正解は、後でな♪』


『ん???後でなの?』


『そ♪ 後でなの♪』にこにこ


ガチャ
ドアロックを解除してから
伊織の促す通りに入室すると


ぎゅっ と 伊織が抱き寄せてきて
『美桜』 甘い声が。息が 。首筋にかかる……

『いっ伊織?』


『美桜……』チクリッ

『んきゃっ』


『んきゃっとか……可愛い過ぎる』

『だだだだだって 伊織が……伊織が』
慌てて首筋を手で押さえる美桜

(可愛い足りないな。)
『俺が何?』

『っっっ/////』

『顔まっか』ふははっ


『伊織の意地悪っ』ボソ


『美桜、もっと?』


『い、いやいやいや 言ってない。』


『まぁ、今はね♪』

(今は って言った!??うわぁぁあ)


部屋を進む伊織について行くと
広いリビングがあり、流石最上階。
見晴らしもよく 素敵な空間が広がっていた。


『綺麗……』

『だろ?』


『伊織、 で、 全部教えて欲しいんだけど』




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