幼馴染の 愛でられ姫
溢れる気持ち
『すっかり、暗くなっちゃったね』


『あぁ。そうだな』ぎゅっ


『伊織?』
抱きしめている伊織を見上げる美桜


『ん〜?』


『だから…… すっかり暗くなっちゃったねって 言ったの。』


『あぁ』


『そろそろ帰らないと……』


『帰るって、どこに?』きょとん


『……。。。伊織ぃ、何言ってるの?
美桜は 家に帰るのだよ?』
(ん???)

『美桜こそ何言ってるの???』

『……。。。伊織、意味わからないよ 笑』


『あっ、そうか、すっかり 忘れてた。
美桜、良く聞いてね?』

じーっと美桜を見つめる伊織。


ごくり
『うっうん……』
(何なになになに?)


『今日から、一緒に暮らすんだよ♪』


『……?
……?
っ ? え──────!!!?』

『驚きすぎ、言ったろ もう 離さないって』

(ドヤ顔までも 美しいって……。。。)

『本当に? 本当に本当なの?』


『俺は 嘘つかないよ? 本当の本当だから』

(あ。これは 決定事項なんだ。)

『美桜〜♪探検してきなよ♪今日からここが
美桜の 家だ。……いや、俺達の家だ。』


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