幼馴染の 愛でられ姫
『伊織、ご馳走様でした♪
めちゃくちゃ美味しかったよぉ
……お料理まで 出来るんだね 』
『……あぁ、一人暮らしが 長かったからなぁ
必然的に 色々自分で やるしかなかったんだ』
『……おじ様と おば様は?
ずっと離れて、会ったりしなかったの?』
『今は、Skypeとか、色々 あるだろ?』
『そっかぁ、一人で、頑張ってたんだね』
美桜は、切なくなりながら 伊織を見つめる
『なんて顔してるんだ?
俺は、全ては 今日からの為にやってきた事。
だから…美桜、今日から 宜しくな♪』にこっ
(……伊織。そんなにまでして私の事)
『こちらこそ。宜しくお願いしますっ』
ぎゅっ と おもわず 伊織に抱きつく美桜。
頭を 優しく撫でる伊織。
『伊織ぃ… 伊織は 沢山今まで我慢してきたんだから、もぅ、私の前では我慢しないでね?』
上目遣いに 見上げられ、伊織は 思わず
『じゃあ、我慢しないから 覚悟しろよ?』
美桜の髪にキスを落として バスルームへと
向かっていった。