幼馴染の 愛でられ姫
会合
時刻は……Pm 6:00

(伊織に指示された 通り社長室で待っているけれど……本当に何も知らされていないのよね……
会合って、これから何があるの?)

美桜は ドキドキしながらも 少し緊張気味に
伊織を待っていた。



ガチャっ。


『……』


『美桜 ただいま』

満面の 極上の笑みで 美桜を抱きしめる
伊織……ぎゅっ。

『ちょっっ!社長!!?』


『こらっ 、名前』


『いっ 伊織?』


『ん。よく出来ました。』
ぎゅっ。

『美桜……もぅ絶対一人にしないから
だから 美桜、覚悟して 』
(離さない。あー可愛い。俺に愛される覚悟しろよ。)

『伊織??何の覚悟??』

『美桜……今に分かるよ』
にこっ


(うわぁ……こんな 極上な微笑み向けられて
一体何の覚悟だろ)

『さて、出かけるよ?一緒に来て 』

『一緒にって、会合!?
私が一緒に行くの??』

『ああ、言って無かったね、そうだよ、美桜
早く行こう 』

手を握り歩き出す伊織。

『伊織、手っ!誰かに見られたら……っ』

『?大丈夫だよ。専用通路で行くから
美桜、ルート覚えてね』にこっ

『ぅ。うん 分かった』

『伊織、これ 伊織の車?それとも社用車?』

『ああ、今日は社には戻らずこのまま退勤するから 俺の車で行く』

『そうなんだ、私 後ろに座った方がいい?』

『遠慮しないで、美桜は こっち』
さり気なく 助手席のドアを開けられ
乗り込む美桜。

ドキドキが 止まらない。


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