今日もたっくんに溺愛されちゃっています。


「それで~、………って感じなわけよ」

「う、嘘だよね…?」



ワクワクしながら話を聞いていた私は、楽しそうにユメちゃんが教えてくれた“すっごく喜ばれたこと”とやらに思わず絶句。



「本当だってば。彼氏ね、それですっごく喜んで、私のことますます好きになったって言ってた」

「嘘だ…」

「拓海くん喜ぶだろうなぁ。最高の記念日だって感動して朱里に惚れ直すかも」



たっくんが喜ぶ…感動する…惚れ直す…



「まぁ無理することないよ。別に何もしなくたって、拓海くんはあんたにベタ惚れなんだか…」

「私…やるっ!頑張るっ!」

「いや、だから別に無理しなくても…」

「ユメちゃんっ!そのときの話詳しく聞かせて!参考にするから!」

「あちゃー…ちょっとからかっただけだったのに真に受けちゃったよ。ま、面白そうだしいっか。知~らないっと」



そんなプレゼント、考えただけで恥ずかしいし、かなり勇気もいるけど…

たっくん、私頑張るから期待してて!

一緒に最高の記念日を過ごそうねっ…!
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