今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
高校生活も残り一年。
最後の一年は、どうしてもたっくんと同じクラスになりたくて昨日の夜はずっと流れ星を探してた。
だけど全然見つからなくて…だから夜空に輝くお星様にお願いしたんだ。
流れ星じゃないから意味ないかもって少し不安だったけどね。
それでも願いが叶って大好きなたっくんと同じクラスになれたからお星様に感謝!
「朱里~また一緒のクラスになれたね。しかも拓海くんも一緒なんてやったじゃん。ついでにリュウジもいるし」
「おい!ついでって何だよ、ついでって!」
それに、ユメちゃんとリュウジくんもまた同じクラスになれたしね。お星様のパワーは偉大だ。
「二人に桜の花びらあげるね。早くみんなと仲良くなれるようにクラスの人達にも配ろうかなぁ」
ユメちゃんとリュウジくんの机の上に花びらをパラパラしようとすれば、その手をたっくんが止める。
「絶対配っちゃダメ」
「え?どうして?」
「どうしても。花びらパラパラ禁止ね」
「…?」
なんで禁止?
桜の花びらはこの時期にしかないのに。
綺麗だからパラパラしたいのに…