今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
「これ新しい住所。尊敬する偉大な先輩に会いたくなったら来い。小春とは離れるけど…いつでもそばに感じられるようにあの猫の名前“小春”にしたんだ」
「へぇ、さすが諒介さんだね」
「どこまでもストーカーだろ?自分でも鳥肌立つほどサムイことしてるわ」
「いいじゃん。今度小春に会いに行くね」
「呼び捨てすんな。つーかおまえは名前で呼ぶな」
「ハハ、猫の方は別によくない?」
今の俺があるのは間違いなく諒介さんがいたから。
諒介さんに会わなかったら俺は今でも色んな女と付き合いながらモヤモヤした日々を送ってただろう。
だからね朱里。
もしも…もしもいつか、朱里が俺に振り向いてくれたら俺は言いたい。
俺が今でもこんなに朱里を好きでいられるのは、
諒介さんがいたからなんだよって。
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