今日もたっくんに溺愛されちゃっています。




「あのね、実は…そうみたい、なの……」



恥ずかしくて小さく呟いて、俯きながら白状すれば、その場には暫しの沈黙が流れたんだけど…

少しだけ間をおいて、“パーンッ”という音が食堂中に鳴り響いた。

反応するように顔を上げると、ユメちゃんとリュウジくんがハイタッチをしていて私はそんな光景に首を傾げた。



「長かった…中三の春からパシられ続けてようやくかよ~~~っ」

「うんうん。拓海くんもだけどリュウジもよく頑張った。ナイスファイ~~~っ」



そしてハイタッチのあとに熱い抱擁を交わす二人に唖然とする。



「え?あの…」

「ストーップ!何も言うな。拓海そろそろ来ると思うから普通の顔してろ」

「そうそう。拓海くんにバレたら嬉しくて気絶するかもだし。だから絶対顔に出しちゃダメ!」

「あ、結婚式には呼べよ?俺は友人代表スピーチな」

「子供はやっぱり拓海くん似の男の子がいいよねぇ」


け、結婚……?こ、子供………?

たっくんを好きって言っただけでなんでそこまで話が大きくなっちゃうの…?



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