navy blue〜お受験の恋〜
百瀬が玄関の鍵を解除してやると、しばらくしてカチャリとドアが開き梨紗が顔を出した。
「やっほー。来ちゃった。」
遅い時間と思えないハイなテンションでそう言うと、靴を脱ぎ終わるか終わらないかのうちに梨紗は百瀬に思い切り抱きついてきた。
「優弥、会いたかった。なんで電話に出てくれないの?あ、いい匂いがする。シャワー浴びたんだ。」
梨紗の形の良い唇が百瀬の唇に押し当てられてそのキスはあっという間にエスカレートしていく。
「待って。梨紗、ちょっとやめて。」
梨紗の肩を掴んで、百瀬はできるだけそっと自分から引き離した。
そうされた梨紗の大きな目が、みるみる潤んで涙をこぼす。
「5日も会えなかったんだよ?梨紗、もう我慢できないのに。」
そしてギュッと梨紗は百瀬にしがみついた。
「優弥は会いたくなかったの?」
梨紗の柔らかい身体の感触と甘い香りに包まれて、百瀬は、もうどうでもいい、そんな気持ちになる。
梨紗にまたキスをせがまれ、今度は百瀬も仕方なくそれにこたえた。
梨紗の頭に優しく触れて、それからそっと背中に触れる。
いつのまにか梨紗の手は、百瀬のスウェットのズボンに滑り込んでいた。
「ほら、ね。優弥、ベッドに行こうよ。」
梨紗にそう言われて、あぁまたか…と百瀬は悔しく思った。
明日は朝から園のサッカークラブの試合があって早起きしなくてはいけない日だった。
ここでまた梨紗の要求に応えてしまったら、明日の朝グッタリなのは分かりきっているのだ。
だけどぴったりと密着する梨紗をもう振り払う事は出来なかった。
2人で部屋の奥のベッドへと向かう。
梨紗とは付き合って1年になる。
百瀬の仕事が忙しくて、なかなか昼間ゆっくり会えないせいもあってか、いつからか梨紗は時々夜中に「会いたい」と電話をしてくるようになった。
はじめは百瀬も嬉しく思って受け入れてはいたけれど、翌朝が仕事で早かろうがお構い無しの梨紗に疲れてしまい、可哀想だけれど段々と電話を無視するようになっていた。
ついにはこうして連絡なしで自宅まで押しかけてくるようになってしまったなんて重症だな、と百瀬は思う。
百瀬より5歳年下の24歳の梨紗。
本当に美人だと思うしスタイルもいいし性格も明るくて人当たりもいい。
だけど年がら年中、イチャつくことを好み、人前だろうと平気で身体に触ってきたりする。
百瀬はそれを本当にやめて欲しいと思っていた。
教え子やその母親に、いつ見られるかも分からないのに。
その夜は、電気を消す間ももどかしいくらい、梨紗は何度も百瀬を求めた。
「やっほー。来ちゃった。」
遅い時間と思えないハイなテンションでそう言うと、靴を脱ぎ終わるか終わらないかのうちに梨紗は百瀬に思い切り抱きついてきた。
「優弥、会いたかった。なんで電話に出てくれないの?あ、いい匂いがする。シャワー浴びたんだ。」
梨紗の形の良い唇が百瀬の唇に押し当てられてそのキスはあっという間にエスカレートしていく。
「待って。梨紗、ちょっとやめて。」
梨紗の肩を掴んで、百瀬はできるだけそっと自分から引き離した。
そうされた梨紗の大きな目が、みるみる潤んで涙をこぼす。
「5日も会えなかったんだよ?梨紗、もう我慢できないのに。」
そしてギュッと梨紗は百瀬にしがみついた。
「優弥は会いたくなかったの?」
梨紗の柔らかい身体の感触と甘い香りに包まれて、百瀬は、もうどうでもいい、そんな気持ちになる。
梨紗にまたキスをせがまれ、今度は百瀬も仕方なくそれにこたえた。
梨紗の頭に優しく触れて、それからそっと背中に触れる。
いつのまにか梨紗の手は、百瀬のスウェットのズボンに滑り込んでいた。
「ほら、ね。優弥、ベッドに行こうよ。」
梨紗にそう言われて、あぁまたか…と百瀬は悔しく思った。
明日は朝から園のサッカークラブの試合があって早起きしなくてはいけない日だった。
ここでまた梨紗の要求に応えてしまったら、明日の朝グッタリなのは分かりきっているのだ。
だけどぴったりと密着する梨紗をもう振り払う事は出来なかった。
2人で部屋の奥のベッドへと向かう。
梨紗とは付き合って1年になる。
百瀬の仕事が忙しくて、なかなか昼間ゆっくり会えないせいもあってか、いつからか梨紗は時々夜中に「会いたい」と電話をしてくるようになった。
はじめは百瀬も嬉しく思って受け入れてはいたけれど、翌朝が仕事で早かろうがお構い無しの梨紗に疲れてしまい、可哀想だけれど段々と電話を無視するようになっていた。
ついにはこうして連絡なしで自宅まで押しかけてくるようになってしまったなんて重症だな、と百瀬は思う。
百瀬より5歳年下の24歳の梨紗。
本当に美人だと思うしスタイルもいいし性格も明るくて人当たりもいい。
だけど年がら年中、イチャつくことを好み、人前だろうと平気で身体に触ってきたりする。
百瀬はそれを本当にやめて欲しいと思っていた。
教え子やその母親に、いつ見られるかも分からないのに。
その夜は、電気を消す間ももどかしいくらい、梨紗は何度も百瀬を求めた。