野いちご学園外伝(ホワイトデー)
「他にも入ってたんですか?何が?」

「お返しの品物じゃないの?返品、返品」

「返品言うな!朝入ってなかったけど?」

「よくみた?」

「見ましたよ、そりゃもう隅々まで」

「ププッ」

「おい、今笑っただろう」

「いいや、そんな事はない。そんなに必死になって探したのかと思うとね、つい・・
ブハッ」

「コイツ・・、それで先生はいつ入れたんです?」

「昨日みんなが帰った後かな、当日の朝だと
バタバタしちゃうしねぇ~」

「その時には既に入っていたと」

「そうだねぇ、ちらっと見ただけだよ。
開けてないよ断じて」

「本当?確認するけど先生のしか入ってなかったよ」

「それじゃあ見間違いかなぁ~」

「そこはっきりして!私の今後に関わるんだから」

「ん~そういわれてもなぁ」

「じゃぁ、遅くまで残ってた人誰か分かります?」

「あ~何人かはいたけど、入れてるそぶりはなかったぞ。
あとお前の親友はいたな」

「こんの役立たず!」

「ひどい言われよう」

親友はいたのか、なんか知ってるかもしれないな

「あぁ先生、ホワイトデー、サンキューでした。一応、礼儀として伝えて置きます。
まぁ嬉しかったです。じゃあ」

「はいよっ。お前のそういうところは好きだぞ」

「う・う・嘘ばっかり//」

「照れんな、照れんな」

「照れてないし!」
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