野いちご学園外伝(ホワイトデー)
間違いない、犯人はこいつだ

さて、なんて答えるんだろうか


「愚にもつかない貢ぎ物がいくつか入ってましたわ。全く信じられません。あんなものも献じようとは。失礼にも程があります」


「失礼なのはお前だ、馬鹿」

私は、頭にチョップをくらわす

「痛っ!何をなさるんですのっ?!」

「何かしてくれたのはお前だ。それでそのぶつはどこに?」

「処分しましたわ、あなたに相応しそうなのはひとつ残しときましたけど。
さすが先生ですわ」

「知ってたのなら言えよ!そして終わった、わたしの青春」

わたしはがっくり項垂れる


「春なのに・・・わたし来るのは花粉症だけかっ!ぶぇっくしっ」


「悲観しないで下さいな、よ~しよしよし。鼻水拭いてください」


「ぅぅぅ、なんだこれは。なんで慰められているんだ・・・」


「これでも食べて元気をお出しになって」

ことかは白くて少し大きな箱を自分の机から持ってきた
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