恋は等しく
それから待ち合わせ時間になると、小早川が現れた。時間ぴったりに、小早川はどこかで時間をつぶしていたんだと思った。それでないと時間ぴったりに待ち合わせ場所に来ることなんて不可能だと思う。
律儀なのか、融通がきかないのかなっとも思った。それでも遅刻してくる女子にくらべたら何倍もましだとも思う。
そして何よりも小早川アキは可愛くて、清楚だった。白いブラウスにスカートを合わせただけなのかもしれないが小早川の私服のセンスは悪くないと思った。清楚に見えるのは、小早川の容姿がそうさせているのかもしれないけれど、ぼくは純粋に可愛いと思った。
「こんにちは」と小早川はぼくに向けて言った。「こんにちは」と、ぼくもかえした。
「それじゃいくべ」と、馬場が照れたような表情で言った。きっと馬場もぼくと同じようなことを考えていたに違いなかった。
律儀なのか、融通がきかないのかなっとも思った。それでも遅刻してくる女子にくらべたら何倍もましだとも思う。
そして何よりも小早川アキは可愛くて、清楚だった。白いブラウスにスカートを合わせただけなのかもしれないが小早川の私服のセンスは悪くないと思った。清楚に見えるのは、小早川の容姿がそうさせているのかもしれないけれど、ぼくは純粋に可愛いと思った。
「こんにちは」と小早川はぼくに向けて言った。「こんにちは」と、ぼくもかえした。
「それじゃいくべ」と、馬場が照れたような表情で言った。きっと馬場もぼくと同じようなことを考えていたに違いなかった。