紫陽花とネバーランド
「はいこれ、気づいてるかもだけど、この辺では僕が最年長なんだよね、でも服着替えたいかと思って」

ピムが差し出したのは服。

オーバーオールとTシャツだった。身長はあたしのほうが微妙に大きいけど見た感じゆるっとしているからサイズは問題なさそう。

「ありがと、助かる」

いえいえ朝ご飯はみんなで食べることになってるからまた呼びに来るねと爽やかに笑って帰っていった。

早起きだねって言っときながらピムのほうがすでに完全に準備終わってる感じだったな。

朝からあの爽やかスマイル、すごい。

さて、着替えるか。

着替えてみると予想通りゆるっとした感じで楽だった。

制服はハンガーがなかったから畳んでとりあえず机の上へ。

肩がこるから長時間着るのには向いてないね。しばらくはお役御免。



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