紫陽花とネバーランド
「オレ、手あげてない」
うわっ、びっくりした。木を見上げていると突然後ろから声をかけられた。
振り向くと、男の子。
幼稚園児ぐらいの子がたくさんいる中で、珍しく小学生に見える。
黒髪で日本人っぽい…?。
「え、っと、何が?」
もともとムスッとしていた顔がさらにムスッとした。口が完璧にへの字になっている。
「だから、会議の。オレ、手あげてない。ウェンディに入ってほしくなかった」
ここに来て、初めての、悪意。
負の感情を向けられた。相手は小学生。小学生なのに、ダメージがすごい。
さっきまで全然だったのに心臓がどくどくいって、重たく感じる。
あたしは、あたしは、どうすればいい?
うわっ、びっくりした。木を見上げていると突然後ろから声をかけられた。
振り向くと、男の子。
幼稚園児ぐらいの子がたくさんいる中で、珍しく小学生に見える。
黒髪で日本人っぽい…?。
「え、っと、何が?」
もともとムスッとしていた顔がさらにムスッとした。口が完璧にへの字になっている。
「だから、会議の。オレ、手あげてない。ウェンディに入ってほしくなかった」
ここに来て、初めての、悪意。
負の感情を向けられた。相手は小学生。小学生なのに、ダメージがすごい。
さっきまで全然だったのに心臓がどくどくいって、重たく感じる。
あたしは、あたしは、どうすればいい?