紫陽花とネバーランド
しばらく経って、メグが心配して声をかけてくれるまで、動けなかった。

いつの間にか男の子は何もなかったかのように木陰に座っていた。

メグが洗濯係の子たちを紹介してくれたけど、全然頭に入ってこない。

でも、精一杯笑った。あたしは最年長なんだから。しっかりしないと。

無理やりだけど笑ってたら、重たい心臓がちょっとましになった。

ないなと思ってたらやっぱりその通りで、ここには洗濯機がない。川で選択するらしい。

メグがあんまり楽しそうに教えてくれるからあたしも楽しみになってきた。



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