紫陽花とネバーランド
頑張って探してもなかなか見つけられない。ほんっとに広いな。
「おーい、メグー、ジャムー」
名前を呼びつつ草をかき分ける。
「ウェンディ、あっち」
小さな声が降ってきて見上げると男の子(名前まだ覚えてない、ごめんね)がツリーハウスの窓から身を乗り出して、
あたしが探していたところと正反対の方向を指さしていた。
あそこにいるってことかな?
声を出すわけにもいかないから男の子のほうを見て口パクで「ありがとう」
笑顔で親指を立ててくれたから伝わったらしい。よかった。
抜き足差し足で気分は忍者。足音を最大限に消して歩く。
指をさしていたのはこの辺だったはず。
隠れられそうなはこの木ぐらいしかない。
「おーい、メグー、ジャムー」
名前を呼びつつ草をかき分ける。
「ウェンディ、あっち」
小さな声が降ってきて見上げると男の子(名前まだ覚えてない、ごめんね)がツリーハウスの窓から身を乗り出して、
あたしが探していたところと正反対の方向を指さしていた。
あそこにいるってことかな?
声を出すわけにもいかないから男の子のほうを見て口パクで「ありがとう」
笑顔で親指を立ててくれたから伝わったらしい。よかった。
抜き足差し足で気分は忍者。足音を最大限に消して歩く。
指をさしていたのはこの辺だったはず。
隠れられそうなはこの木ぐらいしかない。