紫陽花とネバーランド
「みーつっけたっ!」

と、言いながら木の裏をのぞき込む。

「みつかっちゃった~」
「ウェンディすごいね!」

ひとりしかいないと思ったら2人とも隠れてた。なにはともあれあたしの勝ち!

2戦目をしようとしたらシャンシャンと鈴みたいな音がした。

メグとジャムを見ると目を輝かせている。

「おひるごはん!!」

そういえばもうそんな時間か、時計がないから時間を気にしてなかった。

グゥ~

意識したら体内時計が積極的に動き出したみたい。盛大になった。

普段なら恥ずかしいはずなのに、今日はなんだかおもしろく感じて3人で顔を見合わせて笑った。
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