紫陽花とネバーランド
「ウェンディ独り言多いねえ」

「うわっびっくりした」

いつの間にか、隣にピムがいた。

え、いつ?いつ来た?
はしごを上る音なんかしなかったと思うけど。
気配がなさすぎる。心臓に悪い。

「ずっと空見てたもんね、
ま、僕、飛んできたから気遣いないのも無理はないと思うけど」

ピムがさらっとすごいことを言った気がする。

「飛んだの?!」

「ウェンディ、、ほんっとバカなの。最初に言ったじゃん飛んでる時に見つけたって」

あ、あーそういえば言ってたような気がする。昨日は状況を把握することにいっぱいいっぱいだったんだもん。

仕方ないじゃんね。




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