7人目のバンドマン


「和也、詞は書けそう?」


「じ、実は・・・昨夜書き終わりました。」


「ホント!?やっぱり君はすごい・・。」




“黒い曲”

リーダーの本郷さんが皆さんに指示を出して作り上げた曲に合わせて、

僕も・・自分なりに考え・・感じたままに、昨夜家に帰ってから書き上げた。


エビバーガーを置いて手を拭くと、
鞄から詞が書いてある紙を取り出す。


「た、立花さんに見て頂きたいと思って・・・。」


「ありがとう。すごい楽しみ。」

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