7人目のバンドマン




敬介さんにも簡単に今日の出来事を話して事情を理解して貰ったところで、

隼人さんが敬介さんの顔を見た。


「それで?
どうだったファンの方達の反応は?」


「スゲー褒めてくれましたよ。
“Retry”も“霧”も、
皆さん気に入って頂けたようです。」




「・・・和也、お前のおかげだ。
ありがとな。」


隼人さんがニッコリ笑って、

いつもの調子で今日のライブがいかに盛り上がったかを話してくれた。


・・・大成功だったみたいで、
僕もなんだか安心したと同時に・・

やっぱり行きたかった・・。

遠藤先生が無事に回復したら夜ご飯奢って貰おう。



< 213 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop