7人目のバンドマン









―――――――― 


何と言うことでしょう・・・。


中学の修学旅行の時以来に使うボストンバッグを抱え、待ち合わせの駅へと着いた。



・・・何と・・・言うことでしょう・・・。


少し早めに着いたと思ったけど、

可愛らしいキャリーバッグを横に置いたその人は、既にそこにいた。


「おはよう。」


「お、おはようございます。」


「じゃあ行こうか。」


「こ、今回はバイクじゃなくて電車なんですね・・。」


「うん。あ、私の後ろ乗りたかった?」


「・・バイクは嫌いです。」


「そう言うと思った。」




何と言うことでしょう・・・。


傍から見たら・・姉と弟かな・・。

親戚の2人かな・・。


立花さんと一緒に、改札を通りホームへと向かう。


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