7人目のバンドマン
「お待たせしました。
倍エビバーガーのポテトセットです。」
店員さんから商品を受け取ると、
1階の席は混雑していたので、
2階へと階段を上った。
窓に面したカウンター席には、
端に女の人が1人しかいなかったので、
僕は逆端の席に座る。
さっさと食べてノートに書いておこう。
今日の遠藤先生との絡み、
“頭を柔らかく”、そしてあのなぞなぞ。
少し思考が止まっていた小説のネタが再び頭の中で動き出した。