7人目のバンドマン


ようやく自分のノートが手元に返ってきたので慌てて鞄にしまう。


ただでさえ小説のネタ帳を見られたのに・・・詩まで見られるなんて・・・。


恥ずかしさで僕の体は沸騰間近のヤカンのように熱くなっていた。



「びっくりした。凄く良い詩だと思うよ。」


「・・・・・。」



立花さんは笑いながらご自分のノートも閉じた。



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