7人目のバンドマン
「何で逃げたんだよ・・・。」
現実逃避するようにソファに顔を埋めたけど、
再び目を覚ますとさっきのハンバーガーショップのやり取りがまた浮かんでくる。
もの凄く嬉しかった。
また会いたいと思っていた立花さんに会えて・・。
誰にも打ち明けていない、
僕だけのノートの中身を・・褒めてくれて・・。
あれは口だけじゃなくて、
心からそう言ってくれていると感じた。
いつ振りだろう。
誰かに褒めて貰ったのは。
それなのに・・・。