7人目のバンドマン
次はホラー小説を書いてみようと、
高校に入学してから放課後は図書室に籠もり、アイディアを練ってきた。
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“ドッペルゲンガー”
<あらすじ>
会社員のケンタはある日、
同僚から奇妙な事を耳にする。
「ケンタ、お前昨日あんな路地裏に何しに行ったんだよ?」
「路地裏?何の話だ?」
「とぼけるなよ。
昨日嫁と買い物してた時に、お前が4丁目のクレープ屋の前にいたの見たんだよ。
そしたらそのまま路地裏に歩いて行くんだから。
まさかあんな真っ昼間からキャバクラか?」
「ちょっと待ってくれよ。
俺はそんな所行ってない。
昨日はずっと家で映画見てた。」
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