誰よりも君を想う
「なあ、夕ーー


もうすぐ夏休みだな。


俺さ、愛菜に告白する。」




突然、光の告白宣言を聞いて目を丸くする俺とは対象的に、光は自信満々にそう言った。



「まあ、いいんじゃない」



なんて、軽い受け流しで、光の言葉を流した。



「あのさ、いいの?


もし、俺が愛菜と付き合ったらーーーー」




もし、俺が愛菜と付き合ったらーーーー。



「幼馴染みやめるってことでよろしく」




はあ?



突然そんなことを言われた。



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